Tuesday, January 12, 2010

逆視点

「空間を機能化するのではなく、機能を空間化する」
「装飾とは人間にとって根源的な要求である」

建築と健康。
両者を結びつける接点はどこにあるのか探っていたけれど、つまり、
手段ではなく、目的そのものに焦点を当てるということだろうか。

日本人的な「もったいない」という思考が歪曲化すると、装飾が無駄であると定義しがちだからこそ、
内井は西洋的な要素を取り入れることに固執したのだろうか。
テキスタイルの人が元気になる色を、セピア色の日本の街に投入する夫人。
「人間」にとって根源的であるということ。それを求め続ける建築。

人間の幸せは、つまり、根源的である存在を探り続けることであるということ。言い換えれば、「それ」が根源的であるという定義は、その時々、状況によって変化してもいいのだということ。
その視点を忘れないようにすれば、悩みの大半は解消できるのかもしれない。

10年ぶりの美術館。
10年前はジェームズ・タレルを見た。
何も分かっていない子供だった。

今も何も分かっていない子供だけれど、自分は何も分かっていない人間だということを理解している。
今はそれで充分だと思えた。

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